太る原因の理由のひとつに筋肉の衰えがあります。
脂肪燃焼の大きな役割を果たすのが筋肉なのです。
年齢を重ねるにつれて筋肉量が少なくなると、脂肪を燃焼させる機能が衰えていきます。
普段から悪い姿勢をとったり、ほとんど歩かないで近くでも車を利用する生活を続けていくと筋肉が衰えます。
とくに、男性よりも女性に現れやすいです。
筋肉が減少すれば、代謝も低下します。　つまり消費エネルギーが減るのです。

筋力トレーニング終了後は、即代謝が上がります。

筋肉量が増えなければ基礎代謝は上がりません。
しかし筋肉量を増やすには、およそ３～４ヶ月はかかります。
筋肉量を増やして、効果が現れるまでそれなりに時間がかかりますので継続することをお勧めいたします。
例え、継続出来なくとも筋力トレーニングそのものの効果は望めます。（もちろん継続することに越したことはありませんが・・・）
それは筋力トレーニングをした直後に、一時的に代謝が上がりその状態がしばらく続くからです。
その状態は約6時間程度持続します。　アメリカの研究室では48時間持続するという報告もされています。
筋力トレーニングで代謝が上がった状態の間は、脂肪が使われる割合が上がります。
通常ならば糖と脂肪が使われる割合は5対5、筋力トレーニングの後は、3対７に比率が変わります。
理由としては、交感神経が活発になり、筋肉に働きかけ熱産生を促し代謝が高くなるからです。
そのほか脂肪分解を促進するアドレナリン、成長ホルモンが分泌されるからです。

メタボ対策
ダイエットの為に効果的な運動は？と聞かれると、多くの人は、即効性のあるウォーキングやジョギングと
答えると思います。確かに脂肪を燃やす運動は、ウォーキングやジョギングは最高です。
筋力トレーニングそのものでは、確かに体脂肪は消費されません。無酸素運動で使われるのは糖質だから・・・
ただし、筋力トレーニングにより肥大した筋肉は何もしていないときに、体脂肪をエネルギーとして消費します。
それと、筋力トレーニングを行うと、終了後は代謝が上がった状態が長く続くため効率良く脂肪が使われる事になります。
そして筋力トレーニングを継続する事により、筋肥大し安静時代謝が高くなり、ダイエット効果に繋がります。
効果的に痩せるには、筋力トレーニングで脂肪を分解し、ウォーキング、ジョギング等の有酸素運動で分解した
脂肪を燃焼させるといった双方の長所を上手く取り入れることです。

|　健康増進　|　2012-08-10 Fri