2/2(火曜日)

佐野日大高校サッカー部
16:00～20:00

筋力学講座
トレーニングの大原則
「一つのトレーニングが強く持つ生理学的効果は一つである❗」
筋力トレーニングで得られる効果は筋力の獲得です。さらにベンチプレスで得られる効果は大胸筋の筋力向上でありこれも一つの効果です。下半身の強化のためにはにはやはりスクワットが必要になります。どうしても一つのトレーニングで多くの効果を期待する傾向の強い人が多いですが、そんな万能なトレーニングは残念ながら今のところありませんね

高めたい体力要素に特化して、分業化させて進めて行くことです。

○トレーニング効果を出すために必要なこと

・現在の体力要素を分析し目標を具体的に設定する。

・目標を達成するために最適なトレーニングは何かを考え遂行する。

・その最適なトレーニングの効果を生理学的根拠から説明できること。ただ感覚的によさそうだからはNG。

・トレーニングの効果を知るために定期的に測定を行い改善点等を考える。


実践講座
・Aチーム16:00～18:00
○スクワット
スクワットは全体的にしゃがみが浅い傾向にあります。
しっかりと踏み圧が抜けないように深くしゃがむことを心掛けて行きましょう❗
深くしゃがむことでボトムで踵の外側が床から浮く選手が多いです。
これはスタンスが広すぎて膝が内転した結果です。このような場合はスタンスを少し狭くすることで改善できます。



○ベンチプレス
喝正しく立つを忘れているではないかー❗安易にベンチプレス台に座り仰向けに寝るんじゃなく、きちっと正しいルーティンで自身のからだの特性がいかせれるようにせなあかん！！
ベンチプレス台はからだを休める為に寝る台ではない❗
己の大胸筋を磨いでくれる神聖なる場所だぞ❗
こーーーーーーっ❗


踏み圧も弱く、ブリッジも安定せずに上がったり下がったりと不安定さが目につきます。
ベンチプレスに関しては記録を意識したトレーニングができておりこれからかなり伸びそうな予感がしますね
今日も80㎏で8RMの記録を叩き出した選手が2名も～
近いうちに100㎏挙げてくれそうです。


・Bチーム18:00～19:30
○スクワット


Aチームと比べてBチームの方がホームが安定しております。
それもそのはずAチームは新人戦等もあり、日程がうまく合わず私の指導は実は今年になってから今日が初めてでしたので仕方ないでしょう
それと比べてBチームは今月今日で3回目の指導とあってかなり精度が上がって来ております。
また今年度より筋トレの指導の時にはチームスタッフの帯同者を必ずつけるようにご要望させていただいたことにより更にレベルアップできております。
これで選手の意識の中に筋トレもサッカーなんだという意識が備わるかと思います。



総評
スクワットでのスポッターの補助のタイミングが遅い。ウォームアップのセットからいつつぶれてもスポット出来るようにからだを準備すること。トレーニーの近くに位置すること、多くの選手に言えることだが中央のスポッターの位置がトレーニーから離れすぎです。その分遅れてしまう分慌ててスポットするものだから、安定感なく安全にスポットすることができないのです。スポッターのレベルアップを図ることで、トレーニーのレベルももっと上がるはずです。





塵も積もれば肉となる

|　アスリート養成　|　2016-02-02 Tue